新機種発表、新生活シーズンには必ずと言っていいほど、この問い合わせが増えてきます。
「機種変更したいんですが、2年縛りになっていると2年以内に機種変更はできないんですか?」です。他にも「定期契約期間満了のご案内が届きましたが、料金プランの変更や機種変更すると違約金がかかりますか?」このような相談です。
ドコモで契約期間が定められているのは、端末購入(12/24/36回払い)、月々サポート(最大24回)、端末購入サポート(1年間)、docomo with、2年定期契約などがあります。
ちなみに、みなさんが言っている「縛り」というのは、端末購入(12/24/36回払い)ではなく、「端末購入サポート」や「2年定期契約」のことですが、ドコモでは契約期間に関係なく機種変更ができる縛りと機種変更ができない縛りがあります。
これから機種変更を検討している人は、ぜひチェックしておきましょう。
携帯業界の「2年縛り」とは何か?
「2年縛り」とは、最低2年間ドコモで継続して契約していることを条件に、基本料金が安くなる「2年定期契約」のことです。現在は、2年定期契約は新規受付終了となっており、契約期間にかかわらず、いつ解約しても解約金や違約金は0円となっています。
以前は、以下のような料金プランを契約していると、解約金10,450円が発生していました。しかも、この定期契約は自動更新となっていますので、2年経過しても契約が切れることはありませんでした。
- Xiにねん
- カケホーダイ(定期契約あり)
- ひとりでも割50
- ファミ割MAX50
- ギガホ・ギガライトなど
ちなみに、ドコモだけでなくauもSoftbankも定期契約は廃止となっており、いつ解約しても解約金や違約金は発生しません。ただし、一部の料金プランは対象外となっています。
また、今回の解約金(違約金)撤廃については、携帯電話やタブレットに限ります。ドコモ光やhome5G、Softbank 光やSoftbank Air、auひかりなどは変更されていませんので、契約期間によっては解約金が発生しますので注意してください。
「2年縛り」でも機種変更はできる
「2年縛り」は、あくまでドコモを解約や他社に乗りかえるときにだけ注意が必要な契約なので、基本的には機種変更はいつでも可能です。また、現在はドコモだけでなく、auやSoftbankも解約金がかかりませんのでMNPも問題ありません。
ただし、携帯購入時に「分割」にしている人は注意が必要となります。
通常、端末代金はスマホで2~15万円です。そのため、毎月の携帯料金に上乗せしている分割購入がほとんどでしょう。例えば、10万円の機種を単純に48回払いにすれば「月々2,083円×48回」となります。
基本料金が毎月3,000円だとすれば、その金額に端末分割代金の2,000円が加算され、月々の支払いは約5,000円となります。
2年以内に機種変更すると月々の負担は増える?
過去に「2年以内に機種変更すると料金が高くなるので、2年間は機種変更しないほうがいいですよ。」と、店員から言われたことはありませんか。
ちなみに、ドコモだけでなく、auやSoftbankも2年縛り(2年定期契約)は廃止になっており、基本的にはいつでも機種変更は可能です。しかし、それでも2年以内に機種変更はオススメしません。ちなみに、人によっては2年以上経っても機種変更できないようなこともあります。
機種変更はいつでも出来るが・・・
例(機種Aを24か月利用とします)
- 基本料金:月々3,000円
- 端末分割代金(A):2,000円×24ヶ月
- 合計:5,000円
基本料金が3,000円、端末分割代金が2,000円だとすると、毎月の携帯料金は5,000円となります。もし、機種が古くなったり、故障や紛失により、機種変更した場合はどうなるのでしょう。
機種変更した翌月の請求からは・・・
- 基本料金:月々3,000円
- 端末分割代金(A):2,000円×25ヶ月
- 端末分割代金(B):2,000円×1ヶ月
- 合計:7,000円
上記のように月々の負担は増しますが、それでも機種変更は可能です。
ですが、みなさんが言っているように2年以内に機種変更すると、AもBも端末代金が加算されてしまうため、毎月の携帯料金は高額になっていきます。
それを防ぐためにも、購入から2年以上経過している端末は返却してしまいましょう。そうすることで、Aの端末分割代金は相殺され、Bの端末分割代金のみ支払えばいいということになります。この購入方法をドコモでは「いつでもカエドキプログラム(スマホおかえしプログラム)」と呼ばれています。
ちなみに、Softbankでは新トクするサポート(半額サポート)、auではスマホトクするプログラム(アップグレードプログラム)が同様のサポートになりますが、提供条件等については注意してチェックしておきましょう。
ただし、この方法(返却により分割代金の相殺)は端末購入時にサポートやプログラムに加入していることが条件となります。
返却しても端末分割代金が残ってしまう場合
「2年縛り」はあくまでドコモを解約しない限り、違約金や解約金は発生しません。また、購入時のサポートやキャンペーンを適用し、端末を返却することで分割代金も相殺させることが可能です。
しかし、購入したときの支払方法によっては、返却しても相殺できない、その他適用条件を満たせないなどの理由から分割代金が残ってしまうケースがあります。
そうなると、結局料金も高くなってしまい、機種変更ができないということになってしまいます。そんなときは、ぜひ一括購入が狙えるMNPを検討してみましょう。
仮に、古い機種の分割代金が残ってしまったとしても、新しい機種をMNPすることで一括1円や一括1万円で購入すれば負担は大きくなりません。故障や紛失等により、どうしても機種変更をしなければならない人は、この方法がオススメです。
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,850円)もかかりません。
公式:ドコモオンライショップ
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