今回は、中古(白ロム)でスマートフォンを購入する際に、ありがちな事例を紹介したいと思います。
「今までFOMA対応スマホを使っていましたが、型が古くなってきたので未使用のXi対応のスマホを中古屋で買い替えました。ですが、なぜかインターネットが接続できません。これってスマホが壊れているのでしょうか?」
このような相談を受けましたのでお答えしたいと思います。
FOMA契約スマホはチョーお得なプラン・・・

最近では、FOMA対応のスマートフォンは、一部の機種を除いて店頭ではほとんど置いていません。
しかし、今でもドコモのCシリーズやDシリーズのスマホを使い、パケット通信量も無制限(パケホーダイフラットなど)で毎月1億パケット以上もネット接続をしている人は大勢います。
FOMA契約(パケホーダイフラット)は、月額5,200円でパケット通信が無制限となっており、このようなチョーお得な料金プランは過去のモノとなりつつありますが、このプランを契約している人がXi対応の中古(白ロム)のスマホを購入すると、突然ネットが接続できなくなります。
FOMA契約ではXi対応スマホが使えない・・・
Everyone Check Your Phones – NYC / pennuja
同じスマートフォンであっても「FOMA対応」と「Xi対応」の2種類があります。
ちなみに、FOMA契約の人がXi対応のスマートフォンにSIMカードを装着しても通信はできず、ただただ無駄な買い物となってしまいます。
逆に、Xi契約のSIMカードをFOMA対応スマホに装着するのは全く問題ありません。(ただし、FOMA対応端末のため、Xiスマホのような高速通信はできません)
今回のような問題を解決するためには、FOMA契約の人がXi対応スマホを購入した場合、FOMA⇒Xiに契約変更する必要があります。
※別途事務手数料3,000円が掛かります。
契約内容と対応機種は確認してからスマホを購入すること・・・
Friday Mobile > Android – Blackberry – Windows Phone- iOS / Carlos Varela
また、現在、FOMA契約で毎月1億パケット以上使っているような人であれば、さらに注意が必要です。
Xi契約では、パケット無制限のプランはありませんので、毎月1億パケット以上使っている人が、Xi契約の変更することで高額な料金が発生してしまうことがあります。
約830万パケット=1GBとなりますので、仮に1億パケットを使っている人は、最低でも12GB以上が必要になります。
Xi契約では、データSパック(2GB)で3,500円~となっており、Xi契約で12GBとなると「シェアパック10(9,500円)」+「スピードモード2GB(2,000円)」となりますので、パケット料金だけでも11,500円が掛かります。
(例)FOMA契約で1億パケット以上の場合(約12GB)
■Xi契約(合計14,500円)
- 通話:カケホーダイ(2,700円)
- 通信:シェアパック10(9,500円)
- ISP:SPモード(300円)
- スピードモード:2GB(2,000円)
■FOMA契約(合計6,434円)
- 通話:SSバリュー(934円)
- 通信:パケホーダイフラット(5,200円)
- ISP:SPモード(300円)
上記のように、FOMA契約なら「パケホーダイフラット(5,200円)」だけ済みますので、仮にパケット通信が多い人なら、FOMA契約にしていたほうが、携帯料金を安く維持できることになります。
通話プランも、FOMA契約であれば「SSバリュー(934円で無料通話1,000円分)」など、通話をほとんどしないで通信のみの方にはピッタリのプランが提供されていますが、Xi契約では「カケホーダイ(2,700円)」のみと、通話をしない方には無駄になってしまいます。
まずは、自分の契約をしっかり確認し、自分にはFOMAが合っているのか、Xiが合っているのか確認してみる必要がありますね。