格安SIM(MVNO)の認知度も高まり、実際に利用している人も増えてきています。特に他社に乗りかえるので「MNP予約番号を発行してほしい」と、ドコモショップに来店されるお客様にヒアリングをしていると、「楽天モバイルに乗りかえる」という人が多いです。
「楽天モバイル」では、端末と回線(SIMカード)を一緒に販売しているだけでなく、回線(SIMカード)のみ契約し、端末は自分で用意する方法があります。また、ドコモで購入したスマートフォンやiPhoneを使用し、回線は「楽天モバイル」を使用することができます。
今回は、ドコモで購入したiPhoneを使って、回線だけ楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)で運用するパターンで試してみる記事です。ドコモから楽天モバイルに乗りかえ、もしくは新規で契約する予定の人はチェックしておきましょう。
ドコモで購入したスマホを楽天モバイルで使用する
「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」の提供するサービスエリアには、楽天の基地局の電波を利用する楽天回線エリアとパートナー(au)の基地局の電波を利用するパートナー回線エリアの2つが存在します。
そのため、楽天回線エリア外でも、パートナー回線を使用しているため、「圏外で使用できない」という問題がありません。ただし、使用する回線エリアによって、利用できる条件が変わります。
- 楽天回線エリア:データ容量の制限がなく、高速で使い放題になります。
- パートナー回線エリア(国内):高速データ容量が5GB/月、容量を超過した後は通信速度最大1Mbpsで使い放題になります。
現在、使用しているスマホやiPhone、または自宅に使っていないスマホやiPhoneがあれば、楽天モバイルで「SIMカード」だけ契約すればすぐに利用できます。私は、以前に使っていたドコモの「iPhone 8/iPhone 12 pro」を使っています。
楽天モバイル:対応端末
楽天モバイルを契約する際に、他社キャリアで購入したスマートフォンやiPhoneは「SIMロック解除」を事前に実施しておかなければなりません。電話や店舗でもSIMロック解除を有料でやってくれますが、WEB(オンライン)でSIMロック解除することで無料になります。
基本料金は大手キャリアより圧倒的に安い
「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」のメリットは、何と言っても基本料金の安さです。
仮にドコモで契約するとなると、みんなドコモ割やドコモ光セット割を適用させた「ギガライト」でも0~1GB(2,178円)、~3GB(2,728円)、~5GB(3,278円)、~7GB(4,378円)となります。
しかし、「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」であれば、~1GB未満は基本料金0円です。無制限使用しても月額3,278円とかなりお得です。ただし、パートナー回線エリアでは、月間データ使用量5GBまでとなっており、その後は速度制限がかかります。
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)は、使った通信量に応じて、料金が変動する料金プランです。
- 0GB~1GB:0円
- 1GB超過後~3GB:1,078円
- 3GB超過後~20GB:2,178円
- 20GB超過後~無制限:3,278円
自宅にWi-Fi環境があれば、1GB未満で抑えことは可能です。大手キャリアでのスマホの維持費は3,000円~7,000円が相場ですので、費用を抑えたい人は確実に「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」を利用したほうがいいですね。
エリアによっては無制限で使えない
楽天モバイルの通信設備は、楽天独自の基地局とパートナー回線(au基地局)の2つを使用しています。
楽天モバイルがインターネット使い放題としているのは、あくまで楽天回線エリアのみです。もし、使用する場所が、パートナー回線エリア(au)となっている場合、最大5GBまで。その後は1Mbpsの速度制限がかかります。仮に5GBで速度制限がかかってしまった場合、追加課金(データチャージ:550円/GB)で制限解除が可能です。
ちなみに、私が住んでいる地域(東北地方)は、楽天回線エリアではありません。ほとんどがパートナー回線エリアです。そのため、私が「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)」を契約しても、上限は5GBまでということですね。
楽天モバイル:通信エリア
また、格安SIMに全般に言えることですがデメリットとして、「通信速度が遅い」というものがありますが、楽天モバイルに関しては、私はストレスになるほと遅くないという感想です。ネットで調べてみても、楽天モバイルは比較的通信速度も速く、安定している書き込みを多く見かけます。
ちなみに、出先での利用は、「通話とLINE、あとは少しの検索くらい」という人で、動画やゲームはしないのであれば、全く問題になりません。もし、動画やゲームアプリをするならWi-Fiが使える場所で使用すればこの問題も解消できます。
自宅は光回線でWi-Fiが使えれば、携帯は全て格安SIMでも特に問題はありません。この組み合わせが一番お得です。
SIMフリー/SIMロック解除済みの端末を用意する
楽天モバイルでは、使用する端末は楽天で購入した製品かSIMロック解除されている端末(SIMフリー端末)となります。
もちろん、楽天モバイルでも端末と回線のセットで購入することもできますが、もし古いスマホ(iPhone)があるなら、そちらを利用しても構いません。もちろん、中古で購入しても良いですね。
公式:楽天モバイル
専用アプリ(Rakuten Link)で24時間かけ放題!
通常では、「22円/30秒」の通話料金が発生します。
しかし、専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで国内通話が話し放題にできます。ちなみに、Rakuten Linkをインストールしている相手でも、インストールしていない人でもRakuten Link経由で発信した通話で無料になります。(ただし、0570や0180など一部有料)
参考:【重要】Rakuten LinkアプリiOS版の仕様変更に関するお知らせ
希望のプランを選択するだけで契約できる
利用までの流れはとても簡単です。
専用のサイトから、自分の希望のプランを選択し、本人確認書類(免許証/保険証+補助書類)をスマホのカメラで撮影し、アップロードするだけです。また、SIMカードだけの契約以外にも端末も購入できますので、必要に応じて選びましょう。
本人確認書類一覧
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 身体障がい者手帳+補助書類必要
- 健康保険証+補助書類必要
- 日本国パスポート+補助書類必要
- 住民基本台帳カード+補助書類必要
- 外国籍のお客様
他にも、Webからのお申し込み時に本人確認をスキップし、商品のお受け取りの際にご自宅で本人確認を行う方法も可能です。
契約内容と本人確認ができたら、数日で商品が発送されます。あとは本体の初期設定(APN設定)をするだけでその日に利用することができます。毎月の料金は、クレジットカード払い、銀行引き落としを選択することができます。
楽天会員であれば「楽天ポイント」も貯まりますので、楽天カードが一番お得ですね。貯まったポイントは料金の支払いにも使えます。
楽天カード:楽天カードの新規入会ご案内
また、他にもキャンペーンを実施していますので、賢くスマホも持つなら「楽天モバイル」を検討してみてはいかがでしょうか。解約金や事務手数料は0円です。
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,850円)もかかりません。
公式:ドコモオンライショップ
公式:auオンラインショップ