iPhone14を購入するために、ドコモショップに行ったら「smartあんしん補償」について必ず説明を受けます。また、ドコモのオンライショップで購入する際も選択できるようになっています。
この「smartあんしん補償」は、2022年9月1日以降に発売された製品が対象になっている有料オプションです。ちなみに、2022年8月31日以前の製品については「smartあんしん補償」を契約することはできず、その代わりに「ケータイ補償サービス」を契約することができます。
基本的には「smartあんしん補償」と「ケータイ補償サービス」は同じサービスになりますが、新たな特典やサービスが追加されています。しかし、「smartあんしん補償は本当に必要なのか?」と、感じてしまう人のために詳しく解説していきます。
【解説】「smartあんしん補償」とは?
「smartあんしん補償」は、月額330円~月額990円の有料オプションで、主な内容は4つの補償サービスの組み合わせです。
- ご利用機種の補償
- イエナカ機器補償(特典)
- スマホ不正決済補償(特典)
- 携行品補償mini(特典)
公式サイト:smartあんしん補償
対象機種の月額料金については、「補償サービスの月額料金を検索」で確認することができます。
また、「smartあんしん補償」にはケータイ補償サービスと同様に「故障時の修理代金サポート(修理代金の上限3,300円~5,500円)」や「ケータイデータ復旧割引(1回1,100)」、「ケータイお探しサービス(無料)」も利用することができます。
①ご利用機種の補償
こちらは、「ケータイ補償サービス」と同様のサービスです。端末故障により預かり修理に出す場合、修理代金はケータイやスマートフォンで上限3,300円/回、またはiPhoneなら上限5,500円/回で済みます。また、水濡れや全損による修理不可能な状態、または紛失してしまった場合、リフレッシュ品に有料(4,400円~12,100円)で交換することができます。
②イエナカ機器補償(特典)
パソコンやゲーム機など、自宅にあるインターネットにつながるデジタル機器が故障・破損した際に、修理や代替品の提供により補償されます。
機器補償(修理または代替品提供)対象機器 | 機器補償上限金額 |
パソコン・テレビ | 70,000円 |
タブレット | 40,000円 |
ゲーム機・プリンター・ルーターなど | 30,000円 |
補償を受けるまでの流れ
- smartあんしん補償センターへのご連絡
- 機器の回収
- 機器の修理
- 機器をご自宅へお届け
通信機器が故障した場合は、上記の流れとなります。smartあんしん補償センターへの連絡し、自宅に故障機を回収。そのあとは、提携先で修理してもらい、自宅に届けてもらうようになります。
ケータイやスマートフォンだけでなく、通信機器のほとんどに補償が使えるようになりました。
③スマホ不正決済補償(特典)
d払いやPayPayなどのQRコード決済やチャージ式の電子マネーなどのキャッシュレスによる買い物が増えてきましたが、やはり不正利用も心配です。しかし、「smartあんしん補償」を契約していると「最大100万円(1回/年)」まで補償してくれます。
【QRコード決済】
- クレジットカード等または銀行口座の不正登録
- 決済アプリがインストールされた端末の盗難
- なりすましによる不正ログイン
【後払い式電子マネー】
- 後払い式電子マネーの不正使用
上記のような被害に合った場合は、補償対象となります。
補償を受けるまでの流れ
- 決済事業者へのご連絡
- smartあんしん補償センターへのご連絡
- 必要書類のご送付
- 保険金のお受け取り
注意点は、不正利用が発覚したら、まずは決済業者に連絡し、不正利用の認定を受けなければなりません。もし、不正利用だと認められなかった場合、補償対象外となります。
④携行品補償mini(特典)
外出先で身の回りの持ち物が盗難や破損などの被害に遭った場合に最大1万円の補償を受けられる保険です。外出先でのお持物などを補償する「携行品補償mini(特典)」を無料で1年間プレゼント。ただし、別途申し込みが必要になります。
【お得】「smartあんしん補償」は必要なのか?
今後、iPhone 14以外の対象機種が増えてくることで「smartあんしん補償」は必要なのか?それとも解約したほうがいいのか?と、問い合わせが増えてくることでしょう。
「smartあんしん補償」は、「ケータイ補償サービス」とは違い、ケータイやスマートフォン以外の通信機器の補償、キャッシュレスの不正利用の補償も受けられるため、今までのケータイ補償サービスよりもお得です。
しかし、それよりもお得な「dカード GOLD」や「モバイル保険」にも補償サービスもありますので、しっかり比較した上で選ぶといいでしょう。
【オススメ】dカード GOLDを持っている人
私もこのパターンですが、「dカード GOLD」を作ることです。ドコモのdカードの特典として、「dカードケータイ補償」が付帯されています。
ご利用中の携帯電話端末が、ご購入から1年以内(dカード GOLD会員の方は3年以内)に、偶然の事故により紛失・盗難または修理不能(水濡れ・全損等)となってしまい、新たに同一機種・同一カラーの携帯電話端末をドコモショップ等で、ご契約中のdカードを利用してご購入いただいた場合にご購入費用の一部を補償する、dカードの会員向けの特典です。
ちなみに、年会費無料のdカードは1万円まで補償、dカード GOLDなら10万円まで補償してくれます。こんなお得な特典は他にありません。
ただし、「dカードケータイ補償」を使う場合、修理不能状態であることが条件となっています。画面破損、電源入らず、充電不良などは修理可能であるため、「dカードケータイ補償」対象外となります。その場合、ケータイ補償サービスを契約していなければ高額な修理代金が発生する可能性があるので注意しましょう。
「dカード GOLD」は年会費が11,000円かかります。ですが、それを支払ったとしても、年会費以上の還元がありますので、迷わず作ってもいいでしょう。とくに携帯料金に対して「dポイント10%還元」や「dカード GOLD年間ご利用額特典」があるため、「dカードケータイ補償」を利用しなくても作るべきでしょう。
【人気】モバイル保険に加入する!
ドコモの「smartあんしん補償」の1台あたりの月額料金は、月額330円~990円と意外とかかります。
仮に、家族3人が最新のiPhone 14を使っていた場合、smartあんしん補償だけで毎月2,475円(825円×3台)もかかります。年間にすると約3万円もしますので、契約しないという選択もあります。しかし、やっぱり故障や紛失が心配になってしまう人もいるでしょう。そんな人のために「モバイル保険」がオススメです。
「モバイル保険」とは、月額700円で3台まで、端末の故障・水濡れ・全損・紛失・盗難などのトラブルに対応する通信端末専用の保険です。
当保険は、登録している通信端末に「外装破損」、「損壊」、 「水濡れ全損」、「故障」、および「盗難」が生じ修理費用などを負担したとき、または修理不能となった場合に年間最大10万円(通算) まで保険金をお支払いたします。
補償対象端末は以下のものです。
- 日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末
- 登録時において破損などなく全機能が正常に動作するもの
登録時において次のいずれかの条件を満たすもの
- 新規取得した日から1年未満
- 新規取得した日から1年以上であってもメーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスに加入しており、かつ当該サービスにより補償が受けられる状態※当保険の責任開始後は上記有償補償サービスの加入の継続は問いません。
※家族、知人、オークション等からの購入または譲渡された端末は登録できません。
詳細:モバイル保険
端末購入から1年以内のもの、もしくは1年以上経過していても「ケータイ補償サービス」などに加入しており、その補償が受けられる状態(簡単に言うとケータイ補償サービスに加入している人なら切り替え可能です)。
また、登録端末は3台まで可能なので、家族分を月額700円でカバーすることができます。ただし、主端末(1台)と副端末(2台)に分かれており、補償される金額が違いますので注意してください。
例えば、「ケータイ補償サービス」や「AppleCare」に未加入の状態でのiPhoneの画面破損の修理金額は、以下の通りです。(参考:iPhone の画面の修理)
- iPhone 13 Pro Max:42,680 円
- iPhone 13 Pro:36,680 円
- iPhone 13:36,680 円
- iPhone 13 mini:30,080 円
- iPhone SE (第 3 世代):15,950 円
主端末は10万円までなので、費用面の心配はありません。ですが、副端末は3万円までなので、少し足りない程度ですね。しかし、月額700円で3台まで保険金がでるので、圧倒的に節約になります。
「モバイル保険」は、「dカード GOLD」とセットにしておくことで、さらに安心につながります。
では、もしトラブルにあった時に「モバイル保険」と「dカード GOLD」のどちらを先に使うべきかです。
Androidの場合で、水濡れ、紛失、全時(修理不能状態)は「dカードケータイ補償」を使いましょう。そして、iPhoneの場合は、紛失時、全損時(修理不能状態)は「dカードケータイ補償」を使いましょう。(iPhoneは水濡れ修理可能なため)
「dカードケータイ補償」は、修理可能状態は対象外のため、あくまで修理可能なときだけ「モバイル保険」を使うといいでしょう。
公式サイト:モバイル保険
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,850円)もかかりません。
公式:ドコモオンライショップ
公式:auオンラインショップ