ドコモで契約している多くの人が「ケータイ補償サービス」を契約していますが、実はdカード GOLDにも同じように「dカードケータイ補償」が特典として付いています。
この「dカードケータイ補償」のほうが、圧倒的にお得に使えるのです。今回は、ケータイ補償サービスとdカードケータイ補償を比較して、どれ位の違いがあるのか比較してみましょう。ちなみに、ショップで接客しているとき、10名に教えると8名くらいはdカード GOLDを選びます。
「その理由はなぜか?」と気にしながら読んでみてくださいね。
ケータイ補償サービスのおさらい
Android | iPhone 6s以降 | |
月額 | 550円 | 825円/1,100円 |
補償利用時 | 8,250円 | 12,100円 |
補償利用回数 | 1年に2回まで | |
補償範囲 | 水ぬれ・全損・紛失・メーカー保証外の故障 | |
交換在庫 | ケータイ補償センター在庫 |
まず、ケータイ補償サービスの内容をおさらいしましょう。
ケータイ補償サービスは月額料金が発生し、故障や水濡れ、紛失時に年2回までリフレッシュ品で交換することができます。その際の交換費用は、機種に応じて1回5,500円~12,100円を支払います。
また、ケータイ補償サービスを使って交換されてくる機種は、ケータイ補償センターの在庫が切れない限り、同一機種・同一カラーで交換されます。
ケータイ補償サービスは、月額料金550円~1,100円を支払っていますが、リフレッシュ品に交換するときも別途費用が発生します。
dカード GOLDのおさらい
本会員 | 家族会員1枚目 | 家族会員2枚目以降 | |
年会費 | 11,000円 | 0円 | 1,100円 |
補償利用時 | 0円 | ||
補償利用回数 | 1年に1回まで | ||
補償範囲 | 修理不能・盗難・紛失 | ||
補償上限 | 10万円まで | ||
補償可能期間 | 端末購入後3年間 | ||
交換在庫 | ドコモショップの在庫 |
dカード GOLDは、本会員の年会費が11,000円、家族会員1枚目が無料、2枚目以降は年会費1,100円で持てます。家族会員も、本会員同様に補償対象になり、dポイント10倍の特典も受けられます。
dカード GOLD保有者(家族カード含む)は、月額料金が不要、補償利用回数は1年に1回まで最大10万円までの補償となります。ただし、事務手数料を含む10万円を超えた分は実費負担となります。
どっちの補償が得か?簡単に料金シミュレーションしてみました。今回は次の想定でシミュレーションします。
- 家族3人がiPhone 11を使っている。
- 家族3人ギガライト+ドコモ光
- 過去に故障、水濡れ、紛失の経験がない。
- ケータイ補償サービスは必要だと思っている。
かなり現実的な想定ですよね。ショップで受付していても、大抵の方は上記と同じ感覚です。
iPhone 11のケータイ補償サービスは月額825円、家族3人で1年間加入した場合
- 月額825円×3人×12ヶ月=29,700円
これが、もし「dカード GOLD+家族カード2枚」を保有していた場合、年会費11,100円だけで済みます。
dカード GOLDのほうが、ケータイ補償サービスよりも年間18,700円もお得です。さらに、dカード GOLDなら携帯料金の利用額に対してdポイント10%が還元されます。
家族3人の一般的な料金シミュレーション
- ギガライト(3GB未満):4,378円
- みんなドコモ割(3人):-1,100円
- ドコモ光セット割:-550円
- 合計:月額2,480円
通常、dポイントはドコモのケータイおよび「ドコモ光」の利用金額1,100円につき10ポイント貯まります。
通常のdポイント還元は1%だけ
- 家族3人:20pt×3人
- ドコモ光:50pt
- 合計:110pt
上記を例にすれば、月額2,480円で20ポイント、ドコモ光(戸建てタイプA)で月額5,720円で50ポイントとなります。しかし、dカード GOLDを持っていた場合、このdポイントが10倍になります。
dカード GOLD(家族カード含む)を持っていた場合は10倍になる
- 家族3人:200pt×3人
- ドコモ光:500pt
- 合計:1,100pt
dカード GOLDは年会費11,000円ですが、月々の料金だけで年会費以上のdポイント(1,100×12ヶ月=13,200pt)が付与されます。ちなみにdポイントは、ケータイ料金の支払いに充当することもできます。
ここまでの、お得になる金額をまとめると、年間では以下のようになります。
- ケータイ補償サービス(廃止分):29,700円
- dポイント還元(差額分):11,880円
- dカード GOLD(年会費):11,000円
つまり、年間30,580円も「dカード GOLD」のほうがお得なのです!
ケータイ補償利用時の差も大きい!
料金面では、dカード GOLDのほうが優れていることを解説しました。
「年間3万くらいなら、ケータイ補償の方が楽でいいや」と思う人もいるでしょう。しかし、実際に補償を使った場合も、dカードの補償のほうが優れていると感じる人が多いのです。
ケータイ補償の交換の特徴
ケータイ補償サービスは、電話一本で、故障端末を交換してくれるのが強みです。電話してから2日以内に、交換端末が届きます。盗難・紛失の場合は、警察へ届けた受理番号が必要です。
しかし、iPhone 6s以降では、交換時の負担が12,100円かかってしまいます。さらに、同一機種・同一カラーでのリフレッシュ品が届きます。
そう、ケータイ補償では新品で交換してくれないのです。ケータイ補償センターのリフレッシュ品の在庫が切れたら、別機種になる可能性もあります。ただ、故障機種より新しい機種に交換してくれるかはわかりません。
交換した機種のほうが古くてスペックが劣るということもあります。月額と交換費用を払う割には、ちょっと損した気分になりますよね。
dカード GOLDの交換の特徴
dカード GOLDの補償は、必ずドコモショップでの手続きが必要です。また、iPhoneの場合は事前にAppleの修理拠点で、修理不能の証明書を発行してもらう必要があります。ケータイ補償同様、盗難・紛失の場合は、警察へ届けた受理番号が必要です。
ショップでの手続きは、dカードのケータイ補償センターへ連絡して承認をもらい、お店の在庫に機種変更をします。機種代金をdカード GOLDで一括払いすると、請求時に機種代と手数料が10万円分まで減算されます。
ここまで見ると、「アップルやドコモショップに行くなんて面倒だ」と思うでしょうが、それでもdカード GOLDの補償が選ばれるんです。
なぜなら、交換機種が「ドコモショップの販売用の新品在庫」から出るからです。
dカードの規約上は、「同一機種・同一カラーで交換」とされているのです。iPhoneならiPhoneに交換しないといけません。在庫がない場合は、お店の判断で「同等の機種へ交換」するのです。しかし、iPhoneの場合、古い在庫は置いていないケースが多くあります。
同じ機種が現行の時期に補償を使えば、同じiPhoneになりますが、購入から1年くらい経っていれば、ほぼ確実に新機種で交換してくれます。さらには、dカード GOLDの補償は10万を超える機種でなければ、交換費用の負担はありません。
もう、確実に「dカード GOLD」のほうが良いと思いませんか?
ケータイ補償とdカード GOLDの違いまとめ
ケータイ補償 | dカード GOLD | |
補償利用料 | 8,250~12,100円 | 0円(10万以上は差額負担) |
補償期間 | ケータイ補償解約まで | 機種購入から3年間 |
交換機種 | 同一機種のリフレッシュ品 | ショップ在庫の新品 |
受付場所 | 電話/店頭/オンライン | ショップのみ |
表を見るだけではわかりにくいかもしれませんが、dカード GOLDはショップ在庫の新品に交換というところがポイントですよね。
dカード GOLDのメリット
長くなったので、ここで1度dカード GOLDの優位点をまとめます。
- 年間コストがケータイ補償より安い
- dポイント10倍で実質年会費は無料にできる
- 補償利用時の負担なし(端末10万以上は差額負担)
- 最新機種に交換できる可能性がある
この4つのメリットが強すぎて、dカード GOLDの他の特典がすべて消えても、ケータイ補償に入るくらいならdカード GOLDを選びましょう!
dカード GOLDのデメリット
ここまで、dカード GOLDのメリットばかりお伝えしましたが、デメリットもしっかり押さえておきましょう。
- 補償は端末購入から3年間
- 補償利用は1年に1回まで
- iPhoneは修理不能証明が必要
1番気を付けたいのが、年間1回しか補償が使えない点です。今までの実績上、年2回以上壊しているのであれば、dカード GOLDでは損する可能性が少しあります。
また、補償が使えるのは端末購入から3年間です。3年後は機種変更が必要になります。機種変更後は、3年間は補償が復活します。でも、維持費を考えれば3年経ったら機種変更でも全く損ではないですよね!
スマホユーザーはdカード GOLDで決まり!
ここまで、dカード GOLDの補償についてみてきました。補償中心の話は、あまりネットには出回っていないと思います。
dカード GOLDの話をするとき、ネットで調べただけの記事では「10%ポイントでお得」くらいにしか見えませんからね。しかし、dカード GOLDの真骨頂は、dカードケータイ補償です。頻繁に壊すリスクがある人、毎月の携帯料金が安すぎる人以外はケータイ補償より大きくお得です。万が一壊しても最新機種で交換できるのが美味しすぎます!
【大人気】モバイル保険に加入する!
dカード GOLDの補償もアリですが、修理不能の証明が必要になり、画面割れや水濡れでは補償が使えないことがあります。そこで、最近加入者が増えているのが「モバイル保険」です。
ドコモの「ケータイ補償サービス/smartあんしん補償」の1台あたりの月額料金は330円~1,100円。家族で複数台所有しているなら、費用は結構かかります。
そんな人のために「モバイル保険」がオススメです。「モバイル保険」とは、月額700円で3台まで、端末の故障・水濡れ・全損・紛失・盗難などのトラブルに対応する通信端末専用の保険で、最近ではケータイ補償サービスではなく、モバイル保険を選ぶ人が増えています。
詳しくは「無駄だった!あんしんパック(ケータイ補償サービス)を契約しなくても安心なのはこんな人」をチェックしましょう。
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらにドコモは事務手数料(2,200円もしくは3,850円)もかかりません。
公式:ドコモオンライショップ
公式:auオンラインショップ