ついに「楽天モバイル」の月額0円プランが終了になります。このニュースが流れてきたときは、大手キャリアで働くスタッフはかなり喜んでいるのではないでしょうか。
昔も今も「MNP(乗りかえ)」は最重要課題であり、日々他社からの流入を増やそうと取り組んでいます。そのためのキャンペーンは以前より少なくなっていますが、それでも既存ユーザーより圧倒的に優遇されています。
その代表的なキャンペーンが、iPhoneの一括1円販売です。他社から乗りかえる際の特典として、本体価格が10万円以上するiPhoneが一括1円で購入できる施策が提供されています。詳細は「iPhoneを一括1円で購入する方法を悪用すると携帯ブラックになるのか?」を確認しましょう。
また、MNP(乗りかえ)で端末購入をしないでSIMカードのみ発行の場合でも1万円のキャッシュバックやポイント還元が用意されています。
そして、なぜ大手キャリアは楽天モバイルの月額月0円廃止を喜んでいるのかというと、確実に楽天モバイルからの乗り換えが増えるからです。
楽天モバイルの月額0円廃止とは
私も当たり前のように楽天モバイルの回線を持っています。その理由は月額0円ですし、使わなくても費用がかからないからです。全体の何割が0円ユーザーなのか分かりませんが、私のように、Wi-Fiだけで使っている人や寝かせている(回線だけ持っている)人はかなりいるでしょう。
しかし、これも7月以降になると、最低料金が月額1,078円になってしまいます。ただし、既存ユーザーでデータ量1GB以下の人は2022年10月末まで楽天ポイントの還元が入り、実質0円となります。
月額1,078円を支払ってまで回線を寝かせる人はいませんので、この機会に別会社に乗り換えることになります。もちろん、私も次の乗りかえ先を検討しています。
楽天モバイル以外に月額0円は携帯会社はあるのか?
今、楽天モバイルで月額0円で寝かせている人は次なる携帯会社を探していることでしょう。
そこで、月額0円でスマホが使えるところを探してみました。
まずは、KDDI(au回線)の「povo2.0(ポヴォ)」です。実は私もすでに1回線持ってます。月額0円でスマホが使えるので、楽天モバイルからの流入は確実に増えることでしょう。ただし、180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあります。0円0GB時は、送受信最大128kbpsとなります。
ですが、一番安い有料トッピングをしておけば、問題は解消されますので、実質0円のようなモノでしょう。私も1台のiPhoneでドコモ回線とpovo2.0(eSIM)を使用しています。
楽天モバイルを使い続けるメリットはあるのか?
楽天モバイルの、データ量1GB以下で月額0円という最高の料金プランが廃止となり、今後はデータ量3GB以下で月額1,078円が楽天モバイルの最安プランとなります。
そうなると、現在0円で使っている人は「月額1,078円支払っても楽天モバイルを継続するメリットはあるのか?」というのが、重要なポイントになってきます。
楽天モバイルで0円の人が月額1,078円でも使い続けるメリットは?
- Rakuten Link経由で通話無料
- 実店舗がある
- 楽天ポイントを貯めている
おそらく、この3つだけでしょうか。
楽天モバイルは、「Rakuten Link(アプリ)」を使って相手の電話番号にかけるだけで、他社ケータイ、固定電話を含む国内通話が無料でかけられます。もちろん、携帯番号も変わりません。(一部、有料になってしまう通話先はあります)
ちなみに、「Rakuten Link(アプリ)」の通話は通常の電話とは違い、LINE通話のようにデータ通信を使った通話となりますので、通話品質が悪くなることがあります。
次に、楽天モバイルは実店舗があるため、困ったときに直接相談できる環境が整っています。ちなみに、「povo2.0(ポヴォ)」はau系列ですが、基本的にはオンライン専用プランなので店舗での相談はできません。
あとは、日ごろから楽天ポイントを貯めている人なら楽天ポイント還元率が+1%アップなどの特典もあるので、使い続ける価値はあるでしょう。
公式:楽天モバイル
知って得する!
オンラインショップで購入すると、頭金(相場5,000円~15,000円)がかからないため、店頭よりも安く購入することができます。さらに事務手数料(2,000円もしくは3,500円)もかかりません。
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