先日、発表されたドコモの新商品・新サービスですが、まずは新商品のXi(LTE)対応ケータイのために追加された新料金プランを解説していきます。
ちなみに、今回の新商品で発売されるガラケー(フィーチャフォン)は、iモード対応ではなく全機種SPモード対応のXi(LTE)対応となっていますので、従来のガラケーではなくガラホになりますので注意してください。
Xi契約ケータイなら月額1,800円~でカケホーダイにできる
今回、追加された新料金プラン「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」とは、主に2016年冬春モデルのケータイに対応しているプランとなります。
※外観は従来のガラケーと同じですが、中身はガラホ(LTE対応ケータイ)となっています。
スマホでは、すでに月額1,870円で5分以内無料になる「カケホーダイライトプラン」が提供されていますが、ケータイでも月額1,320円で同様のプランが適用可能になります。
ちなみに、5分を超過した場合、30秒ごとに22円の通話料がかかりますが、5分以内に一度通話を終了し、何回掛け直しても通話料金は掛かりません(回数制限なし)
「U25応援割」も適用されるがパケット1GB増量のみ
26歳までの誕生月まで「U25応援割」も適用されますが、パケット1GB分が増量されるだけで、基本料金-550円の割引は適用されません。
ケータイパックなら月額363円~4,620円で2GBまで高速通信が可能になる・・・
データ通信は、「ケータイパック」で月額330~4,620円となります。
この「ケータイパック」は、FOMAのパケホーダイダブルと同様に2段階制のプランとなっています。そして、料金の上限は4,620円となっていますが、ドコモで15年以上の長期契約者であれば「ずっとドコモ割」が適用され、330円割引の4,290円となります。
しかし、「ずっとドコモ割」の割引金額は、あくまでデータ通信料が4,290円以上になった時のみ適用されます。
パターン①
- ケータイパック:330円
- ずっとドコモ割:-330円
合計:0円(対象外)
パターン②
- ケータイパック:4,620円
- ずっとドコモ割:-110円
- 合計:4,290円
パターン③
- ケータイパック:4,620円
- ずっとドコモ割:-330円
- 合計:4,290円
上記のように、仮にデータ通信料が4,290円未満の場合は「ずっとドコモ割」の330円割引は適用されません。
また、このプランでは、最大2GBまで高速通信が可能で、2016年冬春モデルの「ケータイ」ならXi(LTE)対応ならでは速度が体感できます。しかし、データ通信量が2GBを超えた場合、スマホやタブレットと同様に速度制限が掛かり、メール以外はほとんど使いモノにならない通信速度となります。
仮に2GBの上限を超えてしまい速度制限が掛かっていても、スピードモードや1GB追加オプションを利用することで1,100円/1GBで速度制限の解除が可能です。
ちなみに、この「ケータイパック」を適用できるプランは「カケホーダイ(ケータイ)2,420円」「カケホーダイライト(ケータイ)1,320円」のみとなっていますので、スマホやガラケー(FOMA)ではこのプランは適用できません。
また、2段階制のプランため、余ったパケットを翌月に繰り越すことはできません。
「ケータイパック」だとタブレットとの2台目プラスは適用できない
ケータイとタブレット(iPad)の2台持ちをしている人も増えていますが、「ケータイパック」はケータイとタブレット(iPad)でパケットを分け合う「2台目プラス」の対象外となっています。
もし、2台持ち(2台目プラス)をしたい場合は、データSパック以上の契約が必要になります。ですが、これが実現できればもっとタブレットが売れそうな気がしますね。
どうしてもガラケー(FOMA)で「カケホーダイライト(ケータイ)」「ケータイパック」を利用するためには・・・
今回の「カケホーダイライト(ケータイ)」や「ケータイパック」はあくまでXi契約のケータイを使っている人のためのプランです。しかし、従来のガラケーでも「カケホーダイライト(ケータイ)」や「ケータイパック」を契約したい人はいます。
ガラケー利用者の中には、通話だけが多くてメールは少しだけという人が結構います。もちろん、ガラケーでも「カケホーダイ(ケータイ)」を契約することができますが、メールをするためには、「データSパック(3,850円)」を契約するか、「パケットパックなし」を選択するしか方法がありません。
そうなると、データSパックを契約しても3,850円分もデータ通信はしないけど、パケットパックなしだと高額請求になる・・・可能性もあるため、非常に不便でした。
しかし、データ通信を使用した分だけ料金を支払う「ケータイパック」が契約できれば、その問題も解消されます。
Xi契約のままFOMA対応端末を使用する
通常、FOMA契約の人がXi対応端末にSIMカードを挿入しても使用することはできません。しかし、Xi契約の人がFOMA端末にSIMカードを挿入すると、Xi契約のままFOMA対応端末を使用することができます。
ということは、FOMA端末を使用している人でもXi契約に「契約変更」することで「カケホーダイライト(ケータイ)」や「ケータイパック」を契約することは可能ということになります。
ぜひ参考になれば嬉しいです。