2016年7月6日発売。
廉価版スマホの富士通「arrows Fit F-01H」の後継機として発売された「arrows SV F-03H」のレビューとなっています。今回も2016年夏モデルの中では、比較的低価格となっていますので、スマホデビューの人も十分使える機種となっています。
機能を充実させて使いやすくなった低価格スマホ・・・
【基本スペック】
- サイズ(H×W×T):144×72×7.8mm
- ディスプレイ:5.0インチ
- 質量:141g
- カメラ(アウト/イン):1310万画素/500万画素
- メモリ(ROM/RAM):16GB/2GB
- CPU:1.2GHz(Quad Core)
- 連続待受時間(3G/LTE):780時間/640時間
- VoLTE:対応
- PREMIUM 4GTM:非対応
- ワンセグ/フルセグ:対応/非対応
- 急速充電2:対応
- 防水/防塵:対応/対応
- ハイレゾ:非対応
- 赤外線:非対応
- おサイフケータイ:対応
「arrows SV F-03H」は、前モデル「F-01H」をベースにしています。サイズはほとんど変わりませんが、さまざまな機能がアップグレードされています。
メインカメラは810万画素⇒1310万画素、インカメラは240万画素⇒500万画素、待受時間はLTEで540時間⇒640時間、さらにワンセグも搭載され、メインで使っていくスマホとしても十分です。
ちなみに、「指紋認証」や富士通独自の「虹彩認証」は搭載されていません。また、外部接続でのマウス操作も出来ませんでした。
MIL規格14項目準拠で頑丈なスマホ・・・
「arrows SV F-03H」では、F-01H・02H同様にMIL規格14項目に準拠しています。
防水・防塵だけでなく、落下、塩水、湿度、振動、高温、高温・・・など、さまざまな試験をクリアしています。また、ディスプレイは「Gorilla Glass 3(ゴリラガラス3)」でF-01H同様の割れにくい特殊ガラス、さらに画面周囲にフチを立てることで、落下時にも、画面が直接地面に当たりにくい設計となっています。
外観は、サイド部はキズが付きにくいハードアルマイトのアルミフレーム、背面パネルは高級感のあるガラス素材のように見えますが、実際はハードコーティングされたアクリルパネルとなっています。
ちなみに、Xperiaにデザインが似すぎと話題にもなっているようです。
カメラ機能を強化、F-01Hよりも明るく綺麗に撮影可能・・・
F-01Hと比較して一番変わった点と言えば、カメラ機能になります。
メインカメラの画素数も810万画素⇒1310万画素にアップされ、さらにより明るく綺麗に撮影ができるようなっています。また、「インカメラ/アウトカメラ」ともに広角レンズが採用され、周りの背景まで写すことが可能です。
シンプルで低価格のスマホを求めるならオススメ・・・
2016年夏モデルでは、富士通のスマホはこの「arrows SV F-03H」だけとなります。
他のメーカーと比べるとスペックは落ちますが、その変わり価格(実質負担)は半額以下になりますので、「スペックを取るか、値段を取るか」ですね。
ですが、通話とメールとLINE、ネット検索程度の利用であれば、十分対応できます。ちなみに、型落ちのF-02Hはハイスペックモデルとなりますが、現在、F-03Hと実質負担金は同じですのでじっくり検討してみたほうがいいですね。
富士通:arrows SV F-03H